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奥山由之『windows』(特別限定版) - AKAAKA
最新のクチコミ
友人に贈りました。私自身も、人からいただいたのですが何度も開きたくなります。心がほぅっとします。
- とさもり
- 27歳
- アトピー
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購入品
癒されます。鉄道写真に心(気持ち)が映りこんでいるんですよね。人柄がうかがえますね。
- ちちちaaa
- 35歳
- アトピー
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高砂さんの写真集は、癒されます。とくにムーンボーは、神秘的ですね。心が静かになります。 中古本で、多少の使用感はありますが、きれいです。価格が1/5は、お得でした。
- vin0401
- 23歳
- アトピー
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商品が届き、袋を開けるとカバーに折れキズが複数ついていました。 明らかに、配送前に付けられたキズです。 楽しみにしていた気分が一気に覚めました。 二度と注文しません。
- ラッシー7162
- 31歳
- アトピー
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このような美しい鳥たちが実在するとは思いもしませんでした。 非常に楽しめます。 276609-20140304-0694838321
- sam8882800
- 39歳
- アトピー
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購入品
奥山由之『windows』(500部特別限定版)
ポストカード付
定価19,800円
752ページ
窓を通して人々を描く、"東京"のポートレート
奥山由之の新作写真集『windows』は、2020年4月から2022年11月までの2年半にわたり、東京都内で、約 10 万枚の不透明なガラス窓を撮影したシリーズです。奥山が初めてデジタルカメラを用いて撮影したこれらの写真群から、本書は 724 点を収載しました。
コロナ禍にあったこの時期、海外に赴くことの少なくなった奥山は東京の街を歩きながら、窓の表情に目を留めました。路面に面した窓の多くは、すりガラスや型板ガラスなどの不透明なガラスで、屋内にあるさまざまな日用品が透けて見えます。キッチンや浴室の水まわり、フィギュア、花、洗濯物、貼り紙、傘、神棚、自転車......窓枠に沿ってトリミングされた内部の空間は抽象的な模様となり、外部の影や映り込みも宿しながら、そこに暮らす誰かの存在を想像させます。それは一枚一枚の窓が、東京の人々の肖像画となる瞬間でした。 カメラのファインダーという窓から窓を覗いたとき、外と内との隔たりと思えたものがスクリーンとなり、その平面は新たな奥行きをもち得たのです。
奥山は前作『flowers』(2021年、赤々舎)において、花を媒介にした亡き祖母との対話を描き出し、そこでは内から外への窓越しの眼差しが、あるひとりと向き合うことに重なっていました。本作『windows』では、外から内への眼差しによって見知らぬ誰かと対話し、その個々にして不特定多数の肖像は、自ずと足もとの社会を映し出すでしょう。
それぞれ異なるものが密集して建てられている東京の、常に流動的で過剰に生成される街の姿。不透明なガラス窓は、そこで暮らす人どうしの間合いを反映し、歴史的には、閉じつつも外光を透かす障子を起源とするのではないかと奥山は考えます。窓をめぐって建築や文化へも接続する『windows』は、時代の貴重な記録でもあります。
"人以外の被写体を通して人を描く"3部作の2作目であり、光や距離によって具象と抽象のあいだを揺らぎ、立ち上がるイメージと生々しさが同居する『windows』。奥山作品の重要な転換点であるとともに、いまを、そして人々を写しとる独自の在り方は深い示唆を投げかけます。